■コロナ禍での混乱

 当然のことながら、2021年大会は、本来なら2022年ワールドカップ開催国であるカタールで開催されるべきだったのだが、6月から7月にかけての大会は不可能と判断された。しかし大会の中心となるべき欧州のクラブの日程を考えれば6月から7月という時期を変えることはできず、カタールには代替となるワールドカップのリハーサル大会(アラブカップ)をFIFAが主催することとして、FCWCを中国で開催することにしたのだ。

 ただ、このときの計画は24チームの大会。その内訳は、欧州(UEFA)から8クラブ、南米(CONMEBOL)から6クラブ、アジア(AFC)、アフリカ(CAF)、北中米カリブ海(CONCACAF)からそれぞれ3クラブ、そしてオセアニア(OFC)から1クラブ。大会期間は6月17日から7月4日の18日間とされた。

 だが2020年初頭から世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルスのパンデミックで、中国は2020年3月に大会の延期を決定、その年の11月、FIFAは2021年大会は新形式の大会とすることを取りやめ、従来どおりの7チームの大会として2021年12月に日本で開催することを発表した。2021年は日本サッカー協会(JFA)の創立100周年に当たり、FIFA総会の招致などたくさんの記念行事が計画されていた。そのひとつにFIFAからのプレゼントとしてFCWCの開催を認めたのだ。

 しかしJFAもコロナ禍で日本政府の「水際対策」が解除されず、海外からのチームを迎えることが難しい状況で大会を返上、この大会は最終的に中東のUAEで開催された。それに続き、2022年大会も同じ形式でことし1月にモロッコで開催された。

(2)へ続く
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