第2次森保ジャパンのスケジュールが動き始めた。3月の親善試合を前に、森保一監督はヨーロッパで視察を行い、準備を進めている。次回のワールドカップに向けて、日本代表はどのように歩みを進めていくべきなのか。サッカージャーナリスト・後藤健生が考察する。
■思い切った人選
森保監督の2期目で大きく変わったのが、アシスタントコーチの顔ぶれだ。
ワールドカップまでアシスタントを務めていたのは横内昭展だった。サンフレッチェ広島の前身、マツダSC時代からの森保の同僚(森保の先輩)であり、広島でミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下でアシスタントを務め、ペトロヴィッチ監督退任後には森保が監督に就任したが、横内はそのままコーチとして森保を支えることとなった。
いわば、長期間にわたってともに戦ってきた戦友的な関係にあり、互いの考え方も近く、言葉を交わさなくても相手の考えていることが分かる。そんな密接な関係があった。
森保監督の場合、年齢制限のない日本代表とオリンピックを目指すチームの監督を兼任していたため、2つのチームの活動時期が重なる時には横内がオリンピック・チームを指揮することも多かった。
しかし、ワールドカップ終了後森保監督の留任が決まると、横内コーチはジュビロ磐田の監督に就任。森保監督は、アシスタントとして名波浩と前田遼一に就任を要請したのである。
「思い切った人選」と言わざるを得ない。