アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が見せた好判断が脚光を浴びている。
アーセナルは1月27日に行われたFAカップ4回戦でマンチェスター・シティと対戦。冨安は右サイドバックで先発出場していた。
試合は0-0で折り返すとセカンドハーフにシティがチャンスを迎える。後半9分、FWアーリング・ハーランドが裏に抜け出すも、飛び出したアーセナルGKマット・ターナーにブロックされ、ボールは宙に舞う。すると、落下地点に素早く入ったハーランドはバイシクルシュート。ペナルティエリア手前の位置から豪快にゴールを狙った。
怪物FWの放ったシュートは無人のゴールへと向かったが、これを防いだのが冨安だった。同選手はハーランドがシュートモーションに入ると同時にゴールマウスへダッシュ。見事な危機察知能力でカバーし、冷静に胸トラップで収めた。
圧巻だったのはその直後。ボールを持ったところにFWリヤド・マフレズが奪いに来ると、冨安は落ち着いてそれをかわし、左サイドにいるDFキーラン・ティアニーにつないでみせたのだ。