「泰くんや僚太さんを食ってやるという気持ちを」川崎MF大関友翔が語ったプロへの心持ち。「リスペクトだけでは成長はない」…誕生日にはおばあちゃんのバラちらし【川崎フロンターレ・期待の新戦力(2)】の画像
1月31日の名古屋グランパスとの練習試合でプレーする川崎フロンターレMF大関友翔 撮影:中地拓也

 優勝奪還を目指す2023年シーズンを前に、川崎フロンターレは期待の新戦力を迎えた。その選手たちの特徴や素顔を、沖縄キャンプや麻生グラウンドでの取材を通して紹介する。今回は、第1弾・大関友翔の下だ。

 プロとしては初めてキャンプに挑み、練習試合にも出場した。その中で目に見える結果を残したのは、2月4日に行われたサガン鳥栖戦だ。大関はセンターフォワードの位置に入り、そして、見事に得点を奪った。この試合の4本目の場面である。

 同じく川崎ユース出身で同学年のDF高井幸大が最終ラインからボールを持ってドリブルすると、相手の背後に向けてスルーパスを出す。大関はそれを見事に決めて、この日、チーム11得点目を奪って見せた。

 ユースでともに戦った高井からのパスではあったが、「パスは出てくると思わなかった」という。しかし、「チームとして前から行くっていうところは意識してやっていましたし、ハマっているのは分かっていたので、真ん中のコースを消しながらと思っていたんですけど、ちょうどパスが来たので、結果を残すという意味でパスは考えず、足を振ったという感じです」と、その場で判断を変えたと明かした。

 しかも、「足を振った瞬間にもう入ったなと思いました。足にだいぶボールが乗ったので、打った瞬間に手応えありましたし、これ入ったなと」と手応えを語ったほど、会心のゴールだった。

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