後藤健生の「蹴球放浪記」第147回「“廃スタジアム巡り”も立派な趣味」の巻(2)街路にかつての名手らの名前を残すイングランドの住宅地の画像
ヘルタプラッツの異様なゴール裏(Michael Jahn,"HERTHA BSC, Eine Liebe in Berlin"より)

 蹴球放浪家・後藤健生にとって、サイドトリップも取材の重要な一環だ。前回は歴史を知るフィールドワークを紹介したが、他にもミッションはある。スタジアムの第二の人生を確認することだ。

■ベルリンの思い出

1963年のブンデスリーガの創設とともにヘルタはベルリン西部のオリンピアシュタディオンに移ってしまい、経営が悪化したヘルタはヘルタプラッツを売り払ってしまいました。

 僕は古地図を片手に、ヘルタプラッツの跡地の探検に行ったことがあります。すると、人工芝のグラウンドがあって、そこで子供たちのサッカーが行われていましたが、それが昔のグラウンドの一部だったのか、新しく作られたものなのか確かめられませんでした。

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