川崎GK上福元直人が、鬼木監督に感じた「外から見た印象との違い」。さらに、車屋紳太郎らとのゴルフからも感じさせるチーム理解への渇望【川崎フロンターレ・期待の新戦力(4)】の画像
2022年5月に行われた京都サンガー川崎フロンターレで、京都の守護神としてプレーする上福元直人 撮影:中地拓也

 優勝奪還を目指す2023年シーズンを前に、川崎フロンターレは期待の新戦力を迎えた。その選手たちの特徴や素顔を、沖縄キャンプや麻生グラウンドなどでの取材を通して紹介する。第2弾は京都から完全移籍してきた上福元直人で、今回はその2回目。

 上福元は川崎に移籍を決断し、それが公に発表される前に鬼木達監督に会っていた。市立船橋高校でのOB会でのことだ。「高校のOB会とか、試合が終わったあとに必ず挨拶はしてきました」という関係だったが、同じチームで戦うこととなり、「しっかりと丁重に挨拶をしました」という。

 その際、「“頑張ろうよ”と(声をかけてもらった)。(移籍の話がまだ公になっていないので)長く話しているわけにもいかなかったので。ただ、その“頑張ろうよ”がすごくプレッシャーなんですけど(笑)」と笑った。

 この話を聞いたのは、洗足学園大学での新体制発表会のときのこと。この時点ですでに鬼木監督とは沖縄の一次キャンプを通して実際に練習をしているが、「外から見てる印象とはまた違いました」という。「もっとクールな感じかと思ってたんですけど」と以前の印象を明かしたうえで、実際には「もっとフレンドリーで話しやすい」。それでも、「話をしている間にも、“高校の大先輩”なんだよなと頭の隅には今でも離れないです」と緊張感を残しているようだ。

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