■GK上福元直人とDF大南拓磨との関係性
軍団員すら分かっていない“派閥”の実態を把握すべく、2日の午後練習後、本人を直撃した。とはいえ、いきなり聞いてはぐらかされる可能性もあるので、まずはジャブを放つこととした。
川崎は新しいチャレンジに取り組んでおり、車屋もその中でプレーに変化が求められている。そのことについて、名古屋戦を踏まえて聞いてみると、「1戦目(27日の練習試合:非公開)も自分たちがやっている新しいことをチャレンジはしましたけど、勝利という結果に結びつけることができなかったんですけど、やってることはみんな新鮮な気持ちで取り組めていますし、名古屋戦ではそれがいいプレーもできて結果も伴ったので、どんどんチームが進化しているなと感じます」と実感を口にした。
しかもそれは、背番号7にとって初めてのものであると思われたため、それについても聞いてみると、「僕にとって初めてのチャレンジ」と認めたうえで、「そういう意味では新鮮な気持ちでプレーできている。自分のプレーの幅を広げるためにも、楽しんでやれていますし、チームとしても結果がついてきてきるので、いい攻撃ができるようにやっていきたい」と心境を明かした。
ここで注目すべきは“いい攻撃ができるように”という部分で、やはり、得点力アップのためにチームで視線を統一していることがうかがえる。
ポジション的に、GK上福元直人とDF大南拓磨という新加入選手と深く関わるが、「カミ君もすごく足元が得意な選手なので、裏のケアも含めて助かってます」と背番号99について説明。そして、「拓磨との場合は僕がリーダーシップを取るようにしているんですけど、すごく合わせてくれる。すごくスピードのある選手なので、ハイラインにすごく対応できる」とし、「カミ君の裏のケアも含めて、すごくうちのやり方に合っているなと感じはします」と、いい感触であると説明した。