■元浦和のMFエヴェルトンが加入

 さらに、クラブのレジェンドであるMF富田晋伍が現役を退いた。数年来の主力が数多くチームを離れ、伊藤監督のもとで陣容を刷新したのである。

 GKには林彰洋(前FC東京)が加わった。ケガの影響で過去2年はリーグ戦の出場がないものの、J1で259試合に出場してきた35歳の存在は、ユース出身で21歳の小畑裕馬、大卒ルーキーの梅田陸空はもちろん、29歳の杉本大地にも大きな刺激を与えるだろう。GKのレギュラー争いはよりレベルの高いものとなった。

 DFラインには大分トリニータから小出悠太、ロアッソ熊本から菅田真啓を迎えた。いずれも高さのあるCBだ。小出は甲府在籍時に、伊藤監督のもとでプレーしている。

 指揮官がお馴染みの3-4-2-1を採用するなら、3バックは若狭大志福森直也、キム・テヒョンに新加入の2人が候補者だ。蜂須賀孝治もCBとSBに適応する。CBは質、量ともに不足はない。

 中盤にはエヴェルトンが加わった。19年、20年と浦和レッズに在籍したブラジル人は、セントラルMFの一角を担うことになるだろう。

【その(2)攻撃陣編へ】
(4)へ続く
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