昨季に現役引退を余儀なくされた元アルゼンチン代表セルヒオ・アグエロが、母国のワールドカップ(W杯)優勝を祝福した。
■ユニフォームを着て祝福
12月18日、カタールW杯の決勝戦にてアルゼンチン代表とフランス代表が激突。試合は前半にアルゼンチンが2得点を挙げるも、後半にフランスが2ゴールを奪い、2-2のスコアで延長戦へ。そこでも両チームは1点ずつ奪い、120分で決着はつかずPK戦へともつれ込んだ。
そしてPK戦の末にアルゼンチンが勝利。36年ぶり3度目のW杯優勝を成し遂げている。
そんな激闘の直後、アルゼンチンが作り出す歓喜の輪の中に、選手でもスタッフでもない男がいた。彼の名はセルヒオ・アグエロ。言わずと知れた元アルゼンチン代表のストライカーだ。
アグエロはマンチェスター・シティからバルセロナに移籍した昨季、不整脈が確認されて33歳の若さで現役を引退。今大会はOBの立場としてカタール入りすると、この決勝では観客席から行方を見守っていた。
そしてアルゼンチンの優勝が決まるとピッチへ入り、親友であるメッシと抱擁。さらには太鼓を持ってチームを盛り上げ、セレモニーでは代表のユニフォームを着てトロフィーを掲げた。