12月9日、川崎フロンターレは柏レイソルからDF大南拓磨が完全移籍で加わると発表した。心強い補強だが、ファンの間では、ある不安の声が広がっている。
大南は愛知県出身で、今月13日で25歳となる。鹿児島実業高校から2016年にジュビロ磐田に加入し、2019年にはチームはJ2に降格が決まったものの主力に定着。2020年からは柏でプレーしていた。
身長184センチ、体重76キロで、分厚い胸板など屈強な体躯を誇るが、スピードも自慢。CBが本職ではあるが、柏に移籍してからはウィングバックでの起用にも応えていた。東京オリンピックへの出場はならなかったものの、今年7月にはE-1選手権に臨む日本代表に招集されていた。
今回の移籍に際して大南は、柏から「ネルシーニョ監督のもと過ごした3年間は自信を持って成長できたと誇れる、充実した期間でした」と感謝のコメントを出した。一方、川崎からは「川崎フロンターレの名に恥じないようなプレーができるよう、そしてタイトルを獲るために努力していきます」と決意を表明していた。