■12月1日/カタールW杯 グループE第3戦 日本代表2ー1スペイン代表(ハリファ国際スタジアム)
日本代表が、初戦のドイツ戦に続いてジャイアントキリングを起こした。前半にアルバロ・モラタの先制ゴールを許したが、後半早々、堂安律の強烈なミドルが決まる。そして三笘薫のアシストから田中碧が押し込んで大逆転を果たしたこの試合、ABEMAの解説席でも“熱い戦い”が繰り広げられた。
この日の解説を務めたのも、ドイツ戦、コスタリカ戦に続いて元日本代表の本田圭佑。またしても理論と感情がたっぷり入った解説を見せてくれた。そして、日本が劇的勝利を収めた試合終了後に、ABEMAの視聴者が注目するもう1つの“攻防戦”を見せてくれたのだ。
東京のスタジオでは、元日本代表の中山雅史氏から、ピッチ解説を務める槙野智章(ヴィッセル神戸)に対して「槙野さんはまだ選手ですよね。(目の前で日本代表の勝利を見て)悔しくないですか?」と質問が飛ぶ。
槙野は、「それがですね、悔しくないんですよ僕は。かっこつけではなくて、本当に僕はここに、メディアとして来ていますので、そこは自分の役割というものを……はい、だから率直に、“おめでとう”と言いたいし、みんながカッコイイなと思いました」と答えた。
中山氏は「なるほどね」と納得した様子だったが、それに本田が反応する。本田は、
「それは、でもあれやん、俺もゴンさんもなんか、メディアとしての役割果たしてないみたいやん」
と強烈なツッコミを炸裂。すると中山氏も同意し、「そうですよね、そういうことになりますよね」と続いた。まさかの展開に槙野は苦笑いしながら、「そういうことではない」と返すものの、スタジオには大きな笑いが起きていた。