モンテディオ山形は11月25日、MF山田康太の柏レイソルへの完全移籍を発表した。山形のファンは分かれを惜しみつつ、背番号10の新天地での活躍にエールを送っている。
山田は神奈川県出身で、横浜F・マリノスの下部組織で育った。2018年にトップチームに昇格し、ルーキーイヤーはリーグ戦8試合に出場して1ゴールを記録。年代別日本代表にも選ばれており、2019年はU-20ワールドカップに出場している。
そして2019年からは1年ごとに期限付き移籍を繰り返し、名古屋グランパスと水戸ホーリーホック、モンテディオ山形でプレー。2022年シーズンからは山形へと完全移籍し、背番号10も背負っていた。
2020年からJ2でのプレーが続いていたが、昨シーズンはリーグ戦でキャリアハイとなる8ゴールを挙げていた。今季はリーグ戦で5得点を奪い、J1参入プレーオフ2回戦でもゴール。定評のあるパスセンスのみならず、決定力もあるMFへと成長していた。
横浜FM時代には「ハマのプリンス」と呼ばれており、山形では「山のプリンス」として親しまれていた山田。チームを引っ張ってきた主力を失うことになるが、山形のファンは別れを惜しみつつ、クラブのツイッター公式アカウントでの発表に応援の言葉を送っている。