「三笘薫と伊東純也がWBという超攻撃的布陣」完璧に活きた森保一代表監督“準備”とマン・オブ・ザ・マッチ権田修一が強調した「日本の良さ」とは?【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(3) (3/3ページ) 1ページ目から読む 大住良之/Yoshiyuki OSUMI 後藤健生/Takeo GOTO 海外 日本代表 ドイツ代表 2022カタールワールドカップ 2022.11.24 ■よく耐えた守備陣 大住「でも、そういうプレーに対して冨安健洋、吉田麻也、板倉滉が本当によく対抗していたよね」 後藤「冨安がいてくれて良かったよ」 大住「マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた権田が、会見で何度も強調していたよ。日本は個々では弱いかもしれないけど、全体で戦うチームで、だからこそ全員の勝利なんだ、って。点を取ったのも、ゴールシーンを演出したのも、交代で入った選手でしょ、と言っていた。誰もがワールドカップで先発出場したいのに、そんなこと言うことなく、出たらきちんと仕事をする。それが日本の良いところなんです、って。チームとしての試合への準備など、本当にそういう良さが出たと思う」 (4)へ続く 1 2 3 おおすみよしゆき 大住良之 1951年神奈川県横須賀市生まれ。中学1年生のときに校内誌の編集部にはいり、中学3年からはかけもちでサッカー部でも活動。大学卒業4年生の1973年から『サッカー・マガジン』編集部で働き、1982年以降はトヨタカップなどのチーム取材で欧州と南米の強豪クラブを取材。1988年にフリーランスとなる。以後は日本代表とJリーグの取材が中心となるが、ワールドカップは1974年ドイツ大会から、オリンピックは1996年から取材。『東京新聞』や「日経電子版」などコラムを書く一方、1984年以来東京の女子サッカークラブ「FC PAF」の監督を務める。JFA公認C級コーチ、サッカー4級審判員。 ごとうたけお 後藤健生 1952年東京生まれ。1964年10月に東京五輪で初めてサッカーを観戦(ハンガリー対モロッコ)。以後、「日本サッカー冬の時代」にも飽きもせずにサッカーを見続けてきた。1974年、初めてW杯を現地生観戦。ベッケンバウアーとクライフの対決を見届ける。主な著書に『日本サッカー史――日本代表の90年』(2007年、双葉社)、『国立競技場の100年――明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(2013年、ミネルヴァ書房)、『森保ジャパン 世界で勝つための条件―日本代表監督論』(2019年、NHK出版新書)など。 日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論 サッカー日本代表ドイツ相手の勝利は「奇跡」じゃない!「勝つならこれ、という形で勝った」「リュディガーは最後、浅野を怖がっていた」【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(1) 「ゴール前まで戻って守備をしていた久保建英」 マン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら「流れを変えた浅野拓磨」【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(2) ロジックで勝った「ベストではないがスーパーな一戦」「三笘から南野、堂安」「板倉から浅野」2つの得点シーンの鮮やかさ【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(4) 「コスタリカ戦は勝ち上がるための決勝戦」「まだ見せてない三笘薫の真価」日本代表に残された「課題」とは?【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(5) 「W杯ではありえない“カードゼロ”試合での勝利」「カタールでも“ニッポン、ニッポン”と大騒ぎ」【日本代表、ワールドカップ白星発進! ドイツ戦「逆転勝利」を徹底激論】(6) 関連記事 「彼らのこういうところが大好き」サッカー日本代表、ドイツとの試合後「ロッカールーム」の美しさに世界中から称賛浴びる! テーブルの上に置かれた「11羽の折り鶴」も話題に サッカー批評編集部 サッカー日本代表「歴史的勝利」のウラにあったドイツ代表「ゲーム体力不足」【カタール現地ルポ“計25大会出場”ジャーナリストのW杯】 大住良之 「美味しそうな勝負メシ」サッカー日本代表がカタールW杯・ドイツ戦後に食べた「勝利のカレーライス」に1万いいね! 西芳照シェフが公開した「サムライブルーの鉄板メニュー」 サッカー批評編集部 「あ、これ来るな」浅野拓磨が語ったドイツ戦決勝ゴールの「裏側」!“リハビリ仲間”板倉滉との「ホットライン」と“ノイアー無力化”「ニア上シュート」にのせた「みんなの気持ち」《現地ルポ「サッカー日本代表」【劇的勝利】》 戸塚啓