「すべてミーティング通り」サッカー日本代表・堂安律が明かしたドイツ戦前の4日間の非公開練習の内容。「たとえば1-0で勝っていたら」など、複数のシュミレーションの画像
サッカー日本代表・堂安律 撮影:中地拓也

■11月23日/カタールW杯 グループE第1戦 日本代表2ー1ドイツ代表(ハリファ国際スタジアム)

 日本代表がドイツ代表を下して大金星を奪った試合で、口火を切ったのが堂安律だった。前半、ドイツ代表に一方的に攻め込まれるも、後半開始と同時に3バックに移行すると、攻撃的カードを次々と切っていく。その中で、後半26分にピッチに送り込まれたのがこの背番号8で、出場後わずか4分で同点ゴールを決めて見せた。

 途中出場する際、森保一監督からは「スペースが空いてきたのでどんどんシュートを打っていけと」と言われて送り込まれたという。そうして意気込んで試合に入った堂安の元に、GKノイアーが弾いたボールがこぼれてきた。

「長らく代表戦でゴールから遠ざかってましたし、あのこぼれ球がなかなか転がってこない3、4年だったので。報われたとは思わないですけど、詰められた」

 こう話すあの瞬間、「“ごっつあんです”って、何も考えず、“ありがとー”って感じで」入れたという。そもそも、1点ビハインドの日本代表に「ちょっとずつ流れが来てたので、俺がヒーローになると思ってた」とも振り返っている。

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