■アディショナルタイムに逆転弾を献上
後半開始から、日本は堂安律、上田綺世、山根視来が交代で入る。上田は前線からの守備や体を張ってボールを収める働き、最終ライン裏への抜け出しなど、体のキレの良さと積極性を披露する。日本はさらに後半21分に長友佑都と鎌田大地を交代で入れ、本大会に向けての調整を進めていく。
日本が切った最後のカードは吉田麻也。キャプテンを最終ライン中央に入れた3-4-3に移行して、テストを進めるとともに点を取りにいく。3バックの左に入った伊藤がゴール前の上田に縦パスを入れてCKを奪い、後半44分にはスルーパスに抜け出した右ウィングバックの山根のシュートがポストを叩く。だが、後半アディショナルタイムに山根がボックス内で相手を倒してPKを献上。これを決められて、逆転負けを喫した。
カタール・ワールドカップは20日に開幕。日本は日本時間23日22時、ドイツとの初戦で大会をスタートする。