日本代表は17日、カナダ代表と親善試合を行い、1-2で敗北。カタール・ワールドカップ前最後の調整試合を終えた。
日本代表は合流前のクラブでの試合で脳震とうを起こした遠藤航が試合会場となるドバイに帯同しなかった他、冨安健洋らがベンチスタートとなった。一方で、負傷からの回復具合が懸念材料だった板倉滉や浅野拓磨が先発した。
4-2-3-1の布陣で臨んだ日本は、序盤からボールを支配する。チャンスをつくるまでに至る場面はなかったが、この試合を本大会での勢いにつなげたい選手たちが仕事を果たす。開始9分、右MFとして先発していた相馬勇紀が相手最終ラインの裏へ走り出すと、センターサークル付近でボールを受けた柴崎岳が見逃さずにロングパス。ペナルティアーク付近でジャンプした相馬が懸命に伸ばした右足で触れ、ゴールへ流し込んで先制に成功した。
その後も相馬は守備面でも良いプレーを見せるなど、日本にとって悪くない展開が続いた。だが、日本が1本もないままに3本目を与えていたCKで試合を振り出しに戻されてしまう。前半21分、CKでの守備で工夫した動きを入れてきたカナダの選手をとらえきれず、ゴールネットを揺らされた。