J1参入プレーオフで残留を勝ち取った京都サンガ、終了間際の「FWウタカの顔面ブロック+ポスト直撃」によるピンチ脱出に脚光! 「2秒は心臓止まったで」と話題のターニングポイントの画像
ピンチを救ったピーター・ウタカ(京都サンガF.C.) 撮影/原壮史

 終了間際の失点をギリギリのところで免れたシーンが話題となっている。

■残留を勝ち取る

 11月13日、京都サンガF.C.とロアッソ熊本によるJ1参入プレーオフ決定戦が行われた。

 試合は残留を目指す京都が先制。前半38分、GK上福元直人のパントキックによって生まれたセカンドボールを拾い、松田天馬が浮き球スルーパスを送る。これに抜け出した豊川雄太が、ゴール前でGK佐藤優也をしっかり見つつ流し込んでリードを奪った。

 ゲームは1-0で折り返すと、初のJ1リーグ昇格を目指す熊本が同点に追いつく。後半23分、河原創の右CKに対してニアサイドに飛び込んだイヨハ理ヘンリーがヘディングシュート。正確に軌道を変えてネットを揺らした。

 スコアは1-1。引き分けのまま終了すれば規定によって京都が残留を決めることに。しかし、アディショナルタイムに大きなピンチを迎える。

 チームは後半47分、相手のCKの流れから平川怜にセカンドボールを拾われ、ペナルティエリア中央からシュートを浴びる。ボールはGK上福元が動いた方向と逆に飛んだが、これはピーター・ウタカが顔面でブロック。そのこぼれ球をまたしても平川に拾われて再びシュートを打たれるも、これは左ポストに当たって失点を回避。2連続で訪れた被決定機をなんとか免れた。

 それ以降もスコアは動くことなく1-1で試合終了。最後に訪れた絶体絶命のピンチを乗り切った京都がJ1残留を勝ち取っている。

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