■W杯も移籍の一助に
今回の報道によると、フランクフルトは鎌田の残留を望んでいるものの、経済的な限界に近づいているという。財政的に上回るドルトムントがフランクフルト以上のオファーを出せば、引き留めることは難しいとみられる。
鎌田は現地時間10月29日に行われたブンデスリーガ第12節で、ドルトムントと対戦。フランクフルトは1-2で敗れたものの、鎌田自身は体制を崩しながらも、一時は同点となるゴールを決めていた。得点シーンなどこの“直接対決”も、ドルトムントが鎌田への関心を強める助けとなった可能性はある。
鎌田獲得には、イングランドのトットナムが興味を持っていたとも報じられていた。今月開幕するワールドカップでの活躍によっては、さらに手を上げるクラブが増えることが考えられる。
日本代表は、カタールW杯初戦でドイツ代表と対戦する。注目度は高く、鎌田にとってもさらに大きく運命を左右する一戦になるかもしれない。