■W杯経験者は少ないが…
また、今回のメンバー選考で疑問視されているのが、大会経験者の少なさである。これについて森保監督は「経験者の存在は大切だが、経験のない選手たちの“ワールドカップで成功したい”という野心、戦ってくれるエネルギーに期待した」とコメントした。
ファンからは経験者が必要だという声も挙がっているが、城氏はW杯経験の有無について「あまり関係ない気がする」と分析している。
「前線のほうにW杯経験者がいないですよね。後ろには長友や吉田たちがいるんですけど。前線の鎌田や久保、伊東、三笘たちは経験していないので。
ただ、どっちがいいのかは分からないんですよね。経験しているからこそ良いプレーができないってこともあるだろうし。W杯を知らないから思い切ってプレーできるってこともあり得ますし。
それに、今まではJリーグから選出される選手が多かったんですけど、今は海外でプレーする選手が大半なので。だから気負いすることもないでしょう。
所属クラブに各国の代表選手がいて外国の選手がどのくらい強いかもよく分かっているので。W杯経験者が少ないっていうのは僕はあまり関係ない気がしますね」
城氏のコメント通り、今回発表されたメンバーのうち海外組は過去最多の20人。チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)に出場するクラブに所属している選手も複数人いる。自チームでの“日常”が、W杯に活きることを期待したい。