■死ぬほど働くのでは限界がくる
――現在の日本の経済状況のなかで、さらにスポンサーを獲得することは可能なのでしょうか。
高田 可能だと思います。
――クラブがスポンサーを増やすには、マンパワーが足りないという課題もあるのではないですか。
高田 そう思います。クラブの皆さんは、本当にもうパツパツでやっていて、これ以上はがんばれない状況にあると思います。しかしリーグ自体も、みんな抱えきれない仕事をこなしているという状況です。とりあえずみんなで死ぬほど働いてっていう感じは、とてももったいないし、必ず限界がきます。だからまず人を増やす。営業やプロモーションなど具体的な仕事にこういう人材が必要だからこういう人を採用し、こういうフォーメーションでやっていこうという、計画的、戦略的なところから始めたいと思っています。かといって無制限に人件費を増やすことはできないし、投資に見合った結果は出さなければならないのですが。
――クラブのマンパワーの問題は?
高田 まずリーグ自体がきちんと力を発揮できるようにして、女子サッカー界全体でいっしょに考えていきたいと思っています。