■伊藤涼太郎(新潟)は飛躍のシーズンに
ボランチ 河原創(ロアッソ熊本)
J2昇格1年目で4位に食い込んだチームで、心臓部となるアンカーを担当。ボールに数多く触ってテンポ良く循環させ、決定的なパスも供給する。また、リスタートでは右足のキッカーを務めた。キャプテンの腕章を巻いて全42試合フルタイム出場を達成し、12アシストはリーグトップ。オフには多くのクラブからオファーが届くのでは。
シーズン序盤は3バックの一角で起用されることもあったが、彼がボランチに固定されてからチームのパフォーマンスが安定した。デュエルに激しく、奪ったボールを素早く味方に配球する。ボランチ(あるいはアンカー)では高宇洋(新潟)、白井永地(徳島)らも候補だが、J1昇格を果たしたチームの影の功労者として評価。
左MF 伊藤涼太郎(アルビレックス新潟)
完全移籍で加入した新潟で全42試合に出場し、チームトップタイの9得点、リーグ2位タイの11アシストを記録。4-2-3-1の左サイドとトップ下を主戦場とし、チームの攻撃を力強くけん引した。40節の仙台戦ではJ1昇格を確定させる2ゴールをゲット。「背番号13」MFはプロ7年目は飛躍のシーズンとなった。
右MF 長谷川竜也(横浜FC)
横浜FCでの定位置は3-4-2-1の左シャドーだが、キャプテンとしてJ1昇格に力を注いだ彼は 選ばれるべきだ。38試合出場でチーム4位のプレータイムを弾き出し、伊藤(新潟)と並ぶリーグ2位タイの11アシストを記録。得点王を獲得した小川航基とのホットラインは、来シーズンのJ1でもチームの強みとなるだろう。