バイエルン・ミュンヘンの“本当のダービー”の相手はドルトムントじゃない! 「いつでも特別なもの」「これはケンカ」今週末開催予定のレジェンドマッチの過去映像にファン興奮の画像
強豪バイエルンにとってもダービーは特別な一戦だ 撮影:原悦生

 バイエルン・ミュンヘンボルシア・ドルトムントの対戦は、「デア・クラシカー」と呼ばれるライバル対決として知られる。だが、本当のダービーは別にある。今週末に行われるその一戦に向けて公開された映像に、ファンも興奮をかき立てられている。

 近年のブンデスリーガをけん引してきたのが、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムントであることに異論の余地はないだろう。その両雄の対決には、両チームのファンだけではなく、ドイツ中、さらには世界中のサッカーファンが注目する。

 だが、バイエルンの本当のダービーの相手は別にいる。地元を同じくする1860ミュンヘンである。

 ドイツには、ドルトムントとシャルケによるルール・ダービー、あるいはラインやフランケンなど、同じ地方にあるクラブ同士が顔を合わせるダービーがある。しかし、同じ街を本拠地とする2クラブによる対戦は少なく、その貴重なゲームが「ミュンヘン・ダービー」なのだ。

 ひとつの街を二分する対戦だけに、その激しさは相当なもの。ただし、1860ミュンヘンの下位リーグでの生活が長くなり、最近はほとんど実現していない。ブンデスリーガでの顔合わせは、2004年が最後となっている。

 その熱いダービーが今週末に”復活”する。両チームのレジェンドが、23日にオリンピア・シュタディオンで激突するのだ。

 バイエルンはこの一戦に向け、インスタグラム公式アカウントで過去の熱戦の様子を公開。その中では、激しいプレーの他にも目を引くものがある。選手が相手監督に向かって指を突きつけながら叫んで挑発。相手選手にタックルするどころか、髪をつかんで引き倒すシーンなど、荒っぽい場面も含まれている。

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