マンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランドが決めた得点が再び注目されている。
■全員がボールにタッチ
シティは10月8日に行われたプレミアリーグ第10節でサウサンプトンと対戦。リーグ3連勝を目指した中、ジョアン・カンセロの得点で先制すると、前半のうちにフィル・フォーデンのゴールでリードを広げ、後半にはリヤド・マフレズがダメ押し弾を決めた。
そしてシティらしい見事なパスワークから4点目を奪う。その得点の最初のきっかけになったのはGKエデルソンがクロスをキャッチした場面だ。後半18分15秒、エデルソンはベルナルド・シウバに投げ渡し、チームはそこからポゼッションを開始。守備陣形を整える相手に対してボールを回していると、スペースを見つけたジャック・グリーリッシュがロドリから縦パスを引き出してファイナルサードへと侵入する。
その流れから、グリーリッシュとジョアン・カンセロが敵陣左サイドでパス交換。すると、そこにサポートにやってきたケビン・デ・ブライネとのワンツーによってカンセロがペナルティエリア左に抜け出す。ポルトガル代表DFはグラウンダーのクロスを上げると、エリア中央で合わせたのはハーランド。チームがつないだ21本のパスを、見事なワンタッチシュートによってゴールへと結びつけた。
この得点が生まれたのは後半19分25秒。つまり、エデルソンのスローイングから約70秒間パスをつないでいたということだ。さらに、ゴールに至るまで、シティは11人全員がボールにタッチしていた。
長時間にわたる華麗なパスワークから生まれた得点に対し、ファンは「ペップの戦略だ」や「この惑星でベストのチーム」と称賛の声を挙げている。