この顔にピンときたら、相当な川崎フロンターレ通だ。ボルシア・ドルトムントは今週末に行われるバイエルン・ミュンヘンとのライバル対決「デア・クラシカー」に向け、かつてフロンターレの背番号10、そしてドルトムントの背番号7を背負ったブラジル人MFのインタビューを公開している。
もう20年以上も前のことだから、若いファンにとってはまったく見たことのない選手であるかもしれない。1999年に、当時J2を戦っていた川崎フロンターレにやってきたブラジル人MF。その名をティンガといった(松本育夫監督は、「チンガ」と正しく発音していた)。
ブラジルの名門で、当時の川崎とまったく同じ柄のユニフォームだったグレミオからローンで加入。わずか1年間のプレーだったが、24試合出場8得点という記録を残して、クラブのJ1昇格に貢献した。
1年でブラジルに戻ったが、数年後にはポルトガルのスポルティングへと移籍。すぐに母国に戻ったが、2006年にはボルシア・ドルトムントへと移籍した。