【浦和レッズ】広島のハイプレスを攻略できずショートカウンターに沈む。リンセンがJ1初出場で「アシスト記録」も4失点、公式戦5試合勝利なしの画像
浦和レッズのアレクサンダー・ショルツ 撮影:中地拓也

■10月1日/明治安田生命J1リーグ第31節 サンフレッチェ広島 4―1 浦和レッズ (エディオンスタジアム広島)

 浦和レッズは10月1日、エディオンスタジアム広島でサンフレッチェ広島と激突。直近の公式戦で4試合勝利なしと苦しむ中、逆転優勝を狙うチームのホームに乗り込んだ。

 ビルドアップを得意とする浦和と、ハイプレスが持ち味の広島による注目の一戦。両者はまず、前半9分にドウグラス・ヴィエイラ、前半15分に松尾佑介が決定機を迎えたように、CKからチャンスを迎える。

 互いにその好機を逃した中で前半22分に先制点が生まれた。

 自陣ペナルティエリア内でGK西川周作がボールを持ち、岩尾憲に横パス。すると岩尾のトラップが大きくなり、森島司の猛烈なプレスによってボールを失う。森島のシュートは1度GK西川が防いだものの、こぼれ球を押し込まれて失点。不本意な形からリードを奪われてしまった。

 その後の浦和は、自分たちのボール保持に対して高い位置から奪いに来るホームチームを前に、なかなか狙い通りの前進ができない。岩波拓也とアレクサンダー・ショルツがボールを持って顔を上げたときには既に目前まで寄せられているほど相手のプレス速度は速く、それでいて連動しているため、かなり苦戦することになる。リスクを負いつつショートパスで剥がす場面も何度か見られたが、他の選択肢も使いながら、あるいは匂わせながらプレーしたかったところだ。実際、リカルド・ロドリゲス監督は試合後に反省点を問われて「つなぐだけではなくて相手の背後を狙っていくこともあったんですけど、背後のスペースになかなか入れることができなかったというのも一つあります」と口にしている。

 前半46分には大久保智明がチャンスを迎えるも、シュートコースがやや甘く大迫敬介に防がれてしまい、0-1でゲームを折り返した。

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