■気の毒だった古橋
――スタメンを見た時点で注目した選手は誰でしたか。
大住「期待したのは南野拓実と古橋亨梧と田中碧なんだけど、あまり良くなかったね」
後藤「このドイツ遠征ではCFの候補が4人いて、全員45分間ずつプレーした。古橋はチーム状態が悪い中での45分間が順番でまわってきて気の毒だったけど、上田綺世はそれなりにターゲット役として機能していたね」
大住「古橋はワンタッチシューターだから、ボールがゴール前にどんどん入ってくる時には力を発揮するけれど、今回はそれどころじゃなかったからね」
後藤「それでも1本だけ細かい切り返しから打ったのは、あまり強いシュートにならなかったけど、古橋らしかったね。上田は後半に日本代表全体が盛り返していたとはいえ、ロングボールを受けてうまくつなぐ場面があった。ああいう展開になると、上田は必要だね」
大住「あのヘディングがドイツ相手に通用するかは分からないけど」
後藤「今回は4人の中では、上田の強さと、前田大然の前から追い続ける部分が良かったなと感じた」