■3位・岡山は外国人3連弾で快勝!
9月17日、18日に第37節が行なわれたJ2リーグ。前節終了時点3位のファジアーノ岡山は、他チームに先駆けて17日に試合が行なわれた。V・ファーレン長崎とのアウェイゲームに臨んだ。
岡山の木山隆之監督は、ここまで得点ランキング2位の15ゴールを記録しているチアゴ・アウベスと、同7得点のミッチェル・デュークをベンチに置いた。ふたり同時に先発から外れるのは、3月30日の7節以来だ。オーストラリア代表に招集されたデュークが、25日開催の次節を欠場することも考慮されたのかもしれない。前線には5試合ぶり先発の齊藤和樹と、7月の移籍後初スタメンとなる永井龍が並んだ。
勝負の分かれ目は27分にあった。両チームの選手が接触してプレーが止まっているところで、長崎のFWクレイソンが主審にボールを蹴ってしまう。リスタートの位置へボールを戻そうとしたようにも、意図的にぶつけたようにも見えたが、いずれにせよこの試合2度目の警告が宣告される。長崎は10人になり、岡山は数的優位に立った。
ホームの岡山は前半アディショナルタイムに先制する。DFヨルディ・バイスがPKを決めて1対0で折り返した。
追加点が欲しい岡山の木山監督は、65分にチアゴ・アウベスを投入する。ブラジル人FWはすぐに結果を出した。70分、DF柳育崇のクリア気味の縦パスに反応してボールを収め、GKが飛び出して無人となっていたゴールへ流し込む。
70分にはダメ押し弾をゲットする。今度はミッチェル・デュークだ。後半開始から出場していた背番号15が、左サイドバックの徳元悠平のクロスをヘディングシュートに結びつけた。
このまま3対0で勝利した岡山は、勝点を「66」に伸ばして2位の横浜FCに「2」差へ詰め寄った。翌18日のナイトゲームを戦う横浜FCに、プレッシャーを賭けたのだった。