■初戦にベストメンバーをぶつける
大住「左サイドバックでは、伊藤洋輝は6月の試合ではとても良かったし、クラブでは今、3バックの左で試合に出ているね。伊藤は28番をつけているけど、背番号が27番以降の選手を見ると、試合に出るチャンスがどのくらいあるか疑問だな。瀬古歩夢は背番号4だけど、板倉滉の代わりに呼ばれた、というのは明らかだしね。森保一監督は板倉も浅野拓磨も大迫勇也も、ワールドカップに間に合うと言っていると話していたけど、ひざの靭帯を9月に痛めて11月はきついと思うけどね。選手生命に関わるから、クラブは絶対に手術をさせて来年の春に戻ればいいと考えていると思うけどね」
後藤「浅野は手術をしないで、保存療法にするという話だよ。靭帯の個所や状態によっても、考え方は変わってくるだろうね」
――今回の2試合は、どのような使い方をすればいいでしょうか。
大住「ケガ人も出たり、調子に差がある状況だから、できるだけ多くの選手を使いたいだろうと思うんだよね。だから、アメリカ戦にベストのメンバーをぶつけて、エクアドル戦はガラッと変えると思うんだけど」
後藤「そりゃあ、2試合でいろいろな選手を使って、いろいろな組み合わせを試さないといけないよね。ただ、どの顔ぶれがベストメンバーなのか分からない。まずは集まってからコンディションを確かめて、状態が良い選手からアメリカ戦で使ってみる。それしかないよ」
大住「所属クラブでのパフォーマンスを見れば、だいたい見えてくるけどね」
後藤「ただ、集まる直前の試合でどうなるか分からないよ。そこで何分間プレーしたか。強いて言えば、アメリカが仮想ドイツで、エクアドルがスペインかと思うけど、その点はあまり意識してもしょうがないかな。そんなことを考えるより、自分たちのことを考えた方がいいかなともう」