「9月23日のアメリカは現時点でベストな対戦相手」「今大会をヨーロッパ勢の反省の機会に」【日本代表「ワールドカップへの最終準備」9月ドイツ遠征直前の激論】(3)の画像
右サイドバックにはハイレベルな選手がそろう 写真/中地拓也

 9月下旬のドイツ遠征に参加する日本代表のメンバーが発表された。今回の遠征は、2か月後に迫るワールドカップの開幕前、最後の準備期間となる。カタールの地で躍進するために、この貴重な機会をいかに活用すべきなのか、ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が激論を交わした。

■右サイドバックはハイレベル

――今回のメンバーに入ってよかった、という選手はいましたか。

大住「酒井宏樹だね。今回は無理だと思っていたら、メンバー発表前日にいきなり出てきて、大暴れしていた。プレーの精度は低かったけどね」

後藤「ACLでも頑張っていたよ。でも今の右サイドバックの選手では、山根視来が急成長していてすごい。ハイレベルの争いだよ」

大住「ドイツなんて、ウィングにはとんでもなく速くて個人技がある、という選手がいるから、対抗するには酒井くらいのモンスターがいないとちょっと厳しいかもしれない」

後藤「相手のモンスターに対抗するには、モンスターをぶつけるしかないね。そのためにずっとフランスでやっていたんだから。フランスにいるのは、そんな選手ばかりだもんね」

大住「相手が個人技で勝負する選手になればなるほど、酒井は強みを発揮するよ。Jリーグでパパパッとパスを回してくる相手にはオタオタするけどね」

後藤「パスを回してくる相手には、山根をぶつければいい」

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