■9月14日/欧州チャンピオンズリーグG組第2節 マンチェスター・シティ 2ー1 ドルトムント
9月14日行われた欧州CL2戦目で決めた、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが決めた逆転弾がアクロバティックなゴールだと話題になっている。
この試合は、ハーランドにとって初の古巣対決だった。今季からマンチェスターCに所属する“怪物FW”は、昨季までの3シーズンをブンデスリーガのドルトムントで過ごしていた。3年間で奪ったリーグ戦のゴールは「62」。その名を世界に知らしめることとなったこのクラブを、早くもマンチェスターに迎えることとなった。
ハーランドがゴールを決める前に、両チームが1点ずつを奪い合う。前半をスコアレスで折り返して迎えた後半11分、アウェイユニフォームを着たイングランド代表MFジュード・ベリンガムが先制ゴール。しかし、負けられないシティは後半35分にストーンズのゴールで試合をイーブンに。
そしてその直後だった。カンセロが相手陣内左のやや浅い所から、ゴール前にクロスを送る。右足アウトサイドから放たれたボールは、ゴールから離れるような軌道を描く。それに合わせたのがハーランドだ。通常であれば頭で合わせるような高さだが、ボールがゴール寄りだったためか、ハーランドはジャンプ一番、左足で合わせる。とはいっても、それはサッカーのキックではなく格闘技のようなアクロバティックなもので、怪物FWらしいフィニッシュでゴールネットを揺らしたのだ。古巣に強烈な恩返し弾を決めて見せた。