「魂感じた」と賞賛された横浜F・マリノスのGKの”ダイビングヘッド”直後のボールボーイが「容赦ない」と話題に! 豪雨のJ1で飛び出た「スーパープレーとフェアプレー」の画像
横浜F・マリノスのGK高丘陽平 撮影:中地拓也

■9月7日/明治安田生命J1第25節  横浜F・マリノス 3ー0 湘南ベルマーレ(日産)

 優勝争いで優位さを保つために勝利がほしいマリノスと残留争いのために勝ちたい湘南の試合は、時折、滝のような豪雨の中で行われた。ウォーミングアップの段階では雨粒はピッチに降りてこなかったものの、試合開始直後から降雨に。一時、前を見るのも際どいほどの雨に見舞われた。

 当然、その雨に伴ってピッチの状態も悪くなり、選手の判断に難しい影響を与えた場面もあったはずだ。そんな状況だったにもかかわらず、横浜のGK高丘陽平が魅せたプレーが話題になっている。それは、前半43分直前のことだ。

 雨がやや小ぶりになっていたこの時間帯、湘南の選手が自陣の左サイドから前線にボールを送る。最終ラインを高く保つ横浜の裏に出たボールに向かって、先発出場していた山田直輝が走り出す。湘南の10番にボールが渡ればかなりのピンチだったが、そこで高丘が飛び出したのだ。自陣やや右サイドの中盤付近まで勢いよくダッシュすると、ボールに向かってダイビングヘッド。ボールを外に出してプレーを切ったのだ。相手選手も走り込む中で、そして、ピッチ状況を考えても勇気のあるプレーだった。

 チームの危機を事前に救った好判断には、SNS上で「改めて見るとエグいわ」「マジで魂感じた」「勇猛果敢!」と賞賛の声が相次いだ。

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