■「マリノスのボールボーイ、さすがですね!」

 しかし、その直後の“プレー”も注目を浴びた。高丘がペナルティエリアから遠く離れていることは、横浜にとってゴールをがら空きにしているピンチでもある。湘南の選手がスローインでプレーを再開すべくボールを要求すると、ボールボーイは素早くスロー。それを見て高丘はゴールに戻るスピードをさらに上げたのだった。

 ホームかアウェイかに関係なく素早くリスタートをしたこのボールボーイに対し、以下のようなコメントが上がっている。

「マリノスのボールボーイ、さすがですね!」
「ボールパーソンだよね。見どころ」
「この後のボールパーソンの速さが誇らしい」
「そして湘南に速攻でボールを出す容赦ないボールボーイ」
「この状況でもボールを早く返すボールパーソン。カッコいいよ!」
「このボールパーソンのフェアプレー精神。素晴らしくないですか?ホームチームに忖度しない、プレータイムを長くする。これがJリーグのスタンダードになることを願います」

 スーパープレーとフェアプレーが同時に飛び出したこの瞬間は、現地で観ていた人にとっても、動画で視聴した人にとっても、記憶に残るプレーとなったようだ。

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