■大分攻略のポイントは「3バックの脇」
大分とは前半戦最後の21節で対戦した。高木の2ゴールで2対0とリードし、相手の反撃を1点に抑えて勝点3を持ち帰った。
新潟、大分ともに、ボール支配率は高い。アウェイとはいえ大分がスタイルを変えるとは考えにくく、どちらがボールを握るのかがこの試合のポイントになりそうだ。
新潟は相手の出かたを見定める必要もある。
大分は3-4-2-1を基本システムとしているが、2トップも併用する。ブラウブリッツ秋田のホームに乗り込んだ前節も、サムエルの1トップでスタートし、後半途中から金崎夢生と呉屋大翔の2トップに変えている。
名古屋グランパスから古巣の大分に完全移籍した金崎は、直近3試合連続でピッチに立っている。33歳の元日本代表はコンディション面の不安を感じさせず、クオリティの高さを見せている。出場すれば新潟にとって厄介な存在となりそうだ。
新潟の攻め筋は、3バックの脇のスペースになるだろう。2列目のサイドを担う伊藤と松田詠太郎が敵陣深くで多くプレーできれば、主導権を握ることができているはずだ。システムのミスマッチがおきるなかで、相手のギャップをいかに突いていくのかを、松橋監督は考えているに違いない。
勝点49で7位につける大分は、必勝態勢で臨んでくるだろう。連勝中のホーム・デンカビッグスワンで、新潟は今シーズン初の4連勝を飾ることができるか。キックオフは9月3日18時だ。