■日本代表のヨーロッパ初遠征
しかし、1960年代には日本代表がヨーロッパに遠征しても、あちらの代表チームは相手をしてくれませんでした。
いや、代表チームだけではありません。強豪クラブの対戦することもほとんどできなかったのです。
ちなみに、遠征でヨーロッパの代表チームと初めて試合をしたのは(1936年のベルリン・オリンピックでのスウェーデン戦、イタリア戦を除けば)1971年7月28日のコペンハーゲンでのデンマーク戦でした。
相手が「オリンピック代表」クラスだったため、日本サッカー協会は当初はAマッチと認定していませんでしたが、デンマーク側がAマッチと認定していたため、後にJFAもAマッチに追加しました。ちなみに、この試合で日本は2対3と善戦。それを見たアイスランド協会が日本代表を招待したため、日本代表は急遽アイスランドに向かい、8月13日にはレイキャビックでのアイスランド遠征と対戦して2対0で勝利しています。