■知念は4月6日以来の得点!

 川崎にとってこの試合は収穫が多い試合となった。2試合ぶりに4得点を奪っただけでなく。ポゼッションでも相手を圧倒。また、マンマーク気味の守備にも見事に対応してみせた。

 また、FWレアンドロ・ダミアンが戦線離脱している状況で、代わりにCFに入った知念が得点。ダミアン以外のCFが得点を奪ったのは6月18日の札幌戦以来のことで、知念にとっては4月6日の磐田戦以来のゴールとなった。

 さらに、8月27日の鹿島戦で復帰した10番・大島僚太がこの試合でも後半19分から出場すると、先述したように昨年7月以来のゴールを決めてみせた。大島がアンカーに入れば、川崎にとってまた違ったポゼッションを見せられるだけに、10番の復調はチームにとってとても心強い。

 一時、3連覇が遠のきかけたこともあったが、消化試合1試合多いとはいえ首位に返り咲くことができた。それをさらに確固とするために、この試合で得た収穫は大きな推進力となる。

 横浜FM、アビスパ福岡鹿島アントラーズ、サガン鳥栖との試合で4連勝を勝ち取り、12得点3失点と内容も十分。3年連続でシャーレを掲げるべく、追撃の準備は整った。

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