■大島は昨年7月以来のゴール!
1点のリードと圧倒的なポゼッションで前半を折り返すと、後半開始早々、追加点を得る。後半2分、左コーナーキックで脇坂泰斗の蹴ったボールに合わせてMFジョアン・シミッチが加点。ハーフタイムで2人の選手を代えて仕切り直そうとする鳥栖の戦意を喪失させる追加点を記録した。
さらに後半11分、カウンターから見事な3点目を奪う。川崎はゴール前でFKを与えるも、それを脇坂がクリア。しかしその際、前線に走ろうとするマルシーニョの動きを見ながら高さのあるボールを選択し、これに背番号23が応えて走る。相手DF3人も追いかけるが、マルシーニョのスピードにかなわずブラジル人ドリブラーは独走。最後は、相手GKが前に出ているのを確認しながら、30m近い距離のループシュートを決めてみせた。
3点を奪っても終わらないのが、この日の川崎だった。試合終盤の後半42分、途中出場した宮城天が左サイドからグラウンダーのクロスをゴール前に供給。小林悠が体ごとそれに突っ込むが、ボールは宙を舞う。それに、大島僚太が反応。ペナルティエリア外から落下点に向けて猛ダッシュすると、右足でダイレクトで合わせ、昨年7月以来となるゴールを決めたのだ。
試合はこのまま終了。川崎がホームで4得点を奪って勝点3を手にしたのだ。