■「人間性がここに詰まってる」
水を配ったこと自体はけっして大きな出来事というわけではないが、「選手それぞれがいい味出し始めたな ほんといまのチーム好き」などのコメントがあるように、選手の性格が良い方向で絡んだ場面と言っていい。
34歳の岩尾は120分間を走り抜いたにもかかわらず、気配りを見せた。それに気づいた宮本と小泉、鈴木の行動もそうだ。そんな宮本の頭を撫でたMF伊藤敦樹もいた。こうしたチームの雰囲気と結束力が、最後の最後まであきらめない粘りを見せたと感じさせる場面だった。
SNS上でも、好意的なコメントが寄せられている。
「試合後のこの一連の流れは、本当ほっこりしましたね 何より、憲さん素敵すぎる 来シーズン買取お願いします」
「見てて可愛かったー」
「岩尾の人間性がここに詰まってる」
「選手それぞれがいい味出し始めたな ほんといまのチーム好き」
「突出したキャプテンシーを持った岩尾と宮本の姿が現れていて尊い」
「これが浦和レッズ!」
「このシーン ずっとみんな可愛いってなってたし、お水もって走る岩尾が1番可愛かった」
ACL決勝が行われるのは来年2月。Jリーグはシーズンが変わるため、この準決勝とはまた違ったメンバー構成になる可能性が高い。こうした場面を見れば、仮に選手が入れ替わってもチームの良い雰囲気を継続してアジア制覇を成し遂げてくれそうだ。