■8月20日/明治安田生命J1第26節 アビスパ福岡 1ー4 川崎フロンターレ(ベスト電器)
8月20日、J1リーグ第26節が行われ、川崎フロンターレは敵地でアビスパ福岡と対戦。4-1で圧勝したのだが、その先制ゴールが話題になっている。
ここ数試合の等々力と比べてはるかに蒸し暑いベスト電器スタジアムで行われたこの試合のスコアが動いたのは、前半7分のことだった。右サイドを崩してから、最後はマルシーニョが合わせたのだ。
その始まりは、FWレアンドロ・ダミアンが右にボールをはたいた場面だ。右のハーフレーンで山根視来がこれを受け取ると、大外にいた家長昭博に渡す。山根がボールを出す瞬間に、脇坂泰斗は山根の背後で縦にスプリント。相手DFがそれに伴って後退すると、脇坂はポジションをマイナスに取り直して、家長から横パスでボールを引き取る。
家長がパスを出す瞬間、山根は相手の背後を狙って縦にスプリント。その動きを見た脇坂は、家長からのボールをダイレクトで裏に出す。これで一気に裏を取った日本代表の右SBは、ペナルティエリア内でフリーでクロスを入れる。低くバウンドしたボールはゴール前に詰めていたマルシーニョの元へ。ブラジル人ドリブラーはこれを右足で合わせてゴールネットを揺らしたのだ。