■2位・新潟はホーム4試合ぶりの勝利を目ざす
2位の新潟はホームのロアッソ熊本戦だ。
前節は3試合ぶりの勝利をつかんだ。栃木のホームに乗り込み、40分にFW鈴木孝司が先制点をマークする。1対0のまま迎えた86分には、右SB藤原奏哉が勝利を決定づける2点目を蹴り込んだ。背番号25を着ける右サイドバックは、これで3試合連続得点だ。
栃木戦は高木善朗が出場停止で、松田詠太郎も7試合ぶりに先発から外れた。松橋力蔵監督はシマブク・カズヨシと小見洋太をスタメンに指名し、伊藤涼太郎を加えた3人で2列目を構成した。
鈴木の先制弾は、伊藤の縦パスがきっかけとなった。藤原があげた2点目は、途中出場の松田のアシストによるものだ。様々な組合せが可能な2列目を、松橋監督はどのように構成するか。この試合の最初のポイントだろう。
最終ラインではトーマス・デンがリーグ戦初出場を飾った。浦和レッズから完全移籍した25歳のセンターバックは、田上大地とのコンビで4試合ぶりのクリーンシートに貢献している。
CBではベテランの千葉和彦も、栃木戦で7試合ぶりにメンバー入りしている。代わって舞行龍ジェームズと早川史哉がメンバー外となったが、どのようなコンビでも安定感を保つことはできる。