【J2第32節プレビュー「3強総力戦」】首位・横浜FCは「中3日」で4位・ファジアーノ岡山と上位バトル!3位・ベガルタ仙台、ザスパクサツ群馬戦「勝点3」のカギは「FW陣が握る」!!【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
皆川佑介(仙台)   撮影:中地拓也
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■中3日の首位・横浜FCは「総力戦で」

 J1昇格争いを左右する直接対決が、8月20日に行なわれる。

 横浜FCファジアーノ岡山だ。

 ここまで17勝9分5敗の勝点60で首位の横浜FCは、中3日でのホーム連戦だ。13日に予定されていた31節のザスパクサツ群馬戦が、台風の接近により16日に延期されたのだった。

 仕切り直しとなった一戦は、1対0で勝利した。ここまで全試合に先発してきたCB岩武克弥、右ウイングバックのイサカ・ゼインをメンバー外とし、ボランチのハイネルもベンチに置いた。それでも、前半9分のサウロ・ミネイロのヘディンシュートが勝利を呼び込んだ。

 29節のいわてグルージャ盛岡戦で0対3の敗戦を喫し、30節の大宮アルディージャ戦も2対3で落としていた横浜FCは、3試合ぶりの勝利となった。 試合後の四方田修平監督は、「選手たちが勝点3を取るという強い気持ちを示してくれた」と振り返った。2位のアルビレックス新潟とは勝点1差、3位のベガルタ仙台とは勝点5差で、首位を堅持している。

 今節は4位の岡山を迎え撃つ。データは横浜FCに有利だ。岡山には6試合連続負けなしで、ホームゲームは連勝中かつ3試合連続負けなしとなっている。

 個人に目を移すと、サウロ・ミネイロの出場が微妙だ。29節から3試合連続でスタメンに名を連ね、30節から2試合連続得点を記録しているが、群馬戦で前半のうちに負傷交代した。3-4-2-1の頂点には、小川航基が入ることになりそうだ。

 守備面では岡山のFWチアゴ・アウベスをいかに封じるかがポイントになりそうだ。29歳のブラジル人は3試合連続得点と好調で、得点ランキングでも横浜FCの小川航基の18点に次ぐ14点をあげている。FWミッチェル・デュークの高さも要警戒だ。

 3バックと両ウイングバックの人選は注目されるが、誰がピッチに立ってもクオリティが極端に落ちることはない。「総力戦だと思っている。残り11試合、チーム一丸となって昇格をつかみ取りたい」と四方田監督が話すように、チームの総合力で上位対決を制す覚悟だ。

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