■3位・仙台には頼もしいデータが

 3位の仙台は21位の群馬とのアウェイゲームだ。

 原崎政人監督率いる仙台は、このところ乗り切れていない。前節の大宮戦は11分、12分に連続失点し、試合の主導権を自分たちで手放ししてしまった。

 34分にも失点して0対3で折り返すことになると、勝利は遠ざかってしまう。後半に2点を返したものの、ホームで手痛い敗戦を喫してしまった。

 横浜FCと新潟を追いかける立場の仙台は、自分たちが勝ち続けてプレッシャーをかけていかなければいけない。J3降格圏で苦しむ群馬戦は、アウェイゲームでも勝点3を取り切る必要がある。

 頼もしいデータがある。群馬にはJ2リーグ戦で12勝7分けと、一度も負けたことがないのだ。

 今シーズンは3節に対戦し、0対0で引分けている。スカウティングに定評のある群馬の大槻毅監督に、チームの特徴を消された。

 ポイントは立ち上がりだろう。群馬は試合開始から15分までの失点がリーグでもっとも多い。24節の新潟戦では、3分と16分の失点で0対2の敗戦を喫した。25節のツエーゲン金沢戦でも、14分に先制されている。30節のジェフユナイテッド千葉戦は開始2分、直近の横浜FC戦は9分にビハインドを背負い、そのまま敗れた。

 さらに言うと、今シーズンの群馬は逆転勝利がない。仙台からすれば、先制点を奪えば勝利にグッと近づけるわけだ。

 前節はFW中山仁斗がメンバー外だった。一方で、遠藤康が3試合ぶりに出場している。富樫敬真と遠藤、それに皆川佑介とフェリペ・カルドーゾらのFW陣をフル稼働して、勝利をつかみ取りたい。

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