■2人の日本代表サイドバック

 そして、両チームはともに非常に攻撃的なサッカーをするチームだ。

 横浜はアンジェ・ポステコグルー監督(現、グラスゴー・セルティック監督)が作り上げてケヴィン・マスカット監督が引き継いだチームで、両サイドバックがインサイドハーフのような位置まで上がるのが彼らのスタイルだ(時には両SBが同時に上がってくる)。

川崎戦で先発した小池龍太は、先日のEAFF E-1選手権の韓国戦でもクラブでのプレーと同様に攻撃スタイルを貫いて右サイドから韓国守備陣を崩し切った。3点目の場面では韓国のペナルティーエリア内深くまで進入して折り返した。

 川崎の方も、SBの攻撃参加を大きな武器とするチームだ。

 右サイドバックの山根視来は、今では日本代表にもコンスタントに招集されて代表でも攻撃的なスタイルを発揮している。代表チームでの活動中に新型コロナウイルス感染の陽性反応を示して、その結果として日韓戦を欠場。そして、小池にチャンスが回ってきたという形になる。

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