■1度勝った相手に1-3敗戦

 東京五輪は、本国で戦うことができる日本代表にとってより思いのこもった大会だった。スタジアムに観客が入ることはなかったものの、その応援を実感できる環境だからこそ、責任と期待が入り混じった。

 日本代表はグループステージ3戦を全勝で勝ち上がった。7月22日に南アフリカを1-0で、25日にはメキシコを2-1で、そして28日にはフランスを4-0で下した。フランスを粉砕したことは、列島中に大きな衝撃をもたらした。

 準々決勝でニュージーランドを退けると、準決勝でスペイン代表と対戦。ここで力の差を痛感する負けを喫してしまった。とはいえ、3位のメダルを手にするチャンスがあった。相手は、グループステージで勝利したメキシコ。何が何でも勝ちたかった。

 そのメキシコに、1-3で負けたのだ。相手チームがメダルを手にする瞬間を目の当たりにした。堂安が悔しさをだけでなく、さまざまな感情を持ったのは当然のことだった。

 堂安は、今季、ブンデスリーガのフライブルクでプレーする。そして、デビュー戦も含めた最初の公式戦2戦で得点を決めてチームを勝利に導いた。東京五輪での一夜をバネに、さらなる結果を残すはずだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3