「サッカー批評のtoto予想」(第1320回)8月6・7日 横浜F・マリノスとのダービーで「新型コロナに屈しない」川崎フロンターレ 浦和レッズと名古屋グランパスの「中2日連戦」は再度ドローへの画像
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 今回のtotoではJ1第24節の9試合とJ2第30節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 壮絶な戦いが繰り広げられている、と言っていい。激戦が続くピッチ上だけではない。新型コロナウイルスとの戦いだ。

 今週末には、ビッグマッチが控えている。現在首位に立つ横浜F・マリノスと、ディフェンディングチャンピオンの川崎フロンターレの対戦だ。ここ5年間のJ1タイトルを分け合ってきた両チームによる、激熱の神奈川ダービーである。

 圧倒的な攻撃力を誇る横浜FMが相手と、ただでさえ一筋縄ではいかない対決だが、川崎にはさらに懸念がある。チーム内の新型コロナウイルス陽性判定者が増えていることだ。

 川崎は今月2日に陽性判定が2人出たことを発表。これで累計12人が陽性判定となり、3日のルヴァンカップではベンチに複数のGKを入れ、来季加入が内定している桐蔭横浜大学在学中の山田新を起用するなど、リーグ戦前節に続いて苦しいやり繰りを強いられた。おそらく、今節もメンバーをそろえ切れずに臨むことになるだろう。

 こうした状況での難敵との対戦だが、あえてドローを予想したい。前節は浦和レッズに早々に先制を許して1-3で敗れたが、3日のルヴァンカップ準々決勝第1戦でのセレッソ大阪戦では引き分けた。しかも、家長昭博らをベンチスタートさせながら、終了間際までリードしていた。苦境での戦い方に慣れ、4-4-2のフォーメーションを使うなど、苦境で勝利へと最大限近づこうとする工夫もある。何より、チーム全体の意気が上がっている。

 さすがに横浜FM相手に勝つとまでは断言できないが、今回は2020年以降、横浜FMに負けていないホームで迎え撃つ。ここは川崎が意地を見せ、勝点を分け合うと考える。

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