「サッカー批評のtoto予想」(第1318回)7月30・31日 E-1選手権優勝の代償で「最大勢力」横浜F・マリノスは鹿島アントラーズに苦杯?FC東京、浦和レッズなど「代表選出ゼロ」チームが笑う週末の画像
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 今回のtotoではJ1第23節の9試合とJ2第29節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

 7月27日に行われた韓国代表との最終戦に勝利して、日本代表はE-1選手権で2013年大会以来の優勝を果たした。国際Aマッチデーではなく選手の拘束力がないため海外組を招集できなかったが、国内組だけで見事にタイトルをつかんだ。言い換えれば、Jリーグの力でつかんだ栄光だ。

 9年ぶりのタイトル獲得は誇らしいことだが、懸念もある。選手たちの疲労だ。ただでさえ厳しい暑さの中での試合だったが、韓国戦に出場した選手たちは中2日でJ1第23節を戦わねばならないのだ。日本代表でのプレーは精神的にプラスに働く一方、体力面でのハンディになることは否めない。

 そう考えると、一番大きな影響を受けそうなのが横浜F・マリノスだ。今回招集されたメンバーの中で最大勢力であり、韓国戦ではスターティングメンバーの過半数となる6選手が先発した。さらには、交代出場した宮市亮が負傷。選手層が厚いチームではあるが、E-1選手権の影響は大きいだろう。しかも対戦するのは、過去29勝11分39敗と、もともと苦手にしている鹿島アントラーズ。2位ながら1人も日本代表に選出されていない鹿島のダメージはゼロであり、ここは鹿島の勝利を予想するのが妥当だろう。

 横浜FMに次ぐ6選手を送り出したサンフレッチェ広島も、苦戦を免れないだろう。

 今回ホームに迎えるFC東京とは過去16勝11分17敗と、ほぼ五分の星だが、ホームゲームでは7勝6分9敗と負け越している。しかも、リーグ戦では直近5試合で2分3敗と勝てていない。横浜FMほどの選手層はないことも大きく響き、今節は勝点を積み上げるのは難しいとみる。

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