■中盤より前はマリノス勢が復活か
中盤3人は、藤田譲瑠チマと橋本拳人、西村拓真か。藤田は香港戦で圧巻のプレーを披露。ボールの出し受けでチームに流れを作り、年上の選手にも臆することなく指示を出していた。韓国相手でも持ち味を発揮できれば、E-1からのステップアップも見えてくる。
IHの一人として注目したいのが西村だ。香港戦で先発すると、A代表デビューながら2ゴールを記録。中国戦では途中出場となったが、得点が欲しい場面で投入されたことを見ても、森保監督からの信頼は厚そうだ。
一方で、橋本に代わって可能性があるのが岩田智輝。マリノスでアンカーもCBも務める25歳は、プレー強度も高く、チームに戦術柔軟性をもたらす。どちらが起用されてもおかしくはない。
前線では、左サイドには香港戦で2ゴールの相馬勇紀、右サイドには水沼宏太を予想する。水沼は代表デビュー戦となった香港戦の間も積極的に声を出し、チームをけん引していた。相手にセットプレーの判定が出た瞬間、「中、準備して!」などと、誰よりも先にチームに活を入れる存在は、とても大きい。また、森保監督やコーチ陣と話す時間も長く、代表チームのやり方を知ろうとする姿勢は大きい。A代表2戦目でゴールを決めることができるだろうか。
ワントップには町野修斗だ。A代表デビュー戦となった香港戦では2ゴールを記録。中国戦ではゴールが生まれなかっただけに、韓国戦ではゴールネットと揺らすことが至上命題となる。大迫勇也の後継者候補が中々決まらない中、町野が手を挙げることになるだろうか。