■チーム全体では上手くいかないことの方が多かった
もちろん、中には思い切りアピールしてみせた選手もいる。たとえばこの試合が代表デビューとなったマリノスの小池龍太は、右サイドで同じくマリノスの宮市亮と組んだコンビで攻撃の軸になった。また、日本が押し込む展開でも、守備での集中も切らさなかった。センターバックの裏を狙われてもカバーして相手を封じたり、ゴールキーパーの前にスペースができてしまっても入りこんでシュートをブロックしたり、と豊富な運動量で攻守ともに奮闘。「自分の100%をそのままぶつけた」と、ようやく掴んだ舞台で力を発揮した。
前線では、川崎の脇坂泰斗が幾度となく決定機を作りだし、さすがの存在感を見せた。
しかし、チーム全体では上手くいかないことの方が多かった。中国の5バック(最後は6バック)に対し、センターバックの中谷進之介と荒木隼人がボールを持って中盤を押し上げる場面が増え、脇坂によって幾度も決定機が作り出されたが、なかなかゴールは生まれなかった。
試合終盤は、81分から登場した相馬勇紀がホームスタジアムでワクワクを提供してみせたものの、結果は変わらず0-0。U23のメンバー主体で臨んでいる中国相手に勝つことができず、押し込んだ相手を攻略しきれない、という試合になってしまった。