■いざ、豊田へ
というわけで、今週末と来週の火曜・水曜は鹿嶋と豊田の2往復が始まります。
「高速バスで豊田に向かって夜行バスで帰宅する」というスケジュールを2回繰り返すのは結構面倒くさいのですが、まあ、ワールドカップの時にはそんな生活が1か月も続くわけですから、2往復くらい何ということもありません(豊田スタジアムまでの行き方については「蹴球放浪記」第56回「江戸時代の“旅”をしのんで」を参照)。
それに、僕にはさらに長距離の往復を繰り返した体験もあるのですから……。
それは、2008年のEURO(欧州選手権)の時のことでした。この大会は、オーストリアとスイスの共同開催で、両国それぞれ4都市の4会場を使って開催されました。グループリーグの間は毎日の移動を考えて、なるべく近距離の移動ですむように日程を組んだのですが、恐怖のバーゼル・ウィーン間の3往復が始まったのは準々決勝に入ってからでした。