■茨城からの効率的な動き方

 さて、初日(7月19日)には男女の日本代表の試合が鹿嶋(カシマサッカースタジアム)でありました。夜中に東京まで帰ってくるのは大変なので、その晩は列車で成田まで移動して1泊しました(成田は安いホテルがたくさんあります)。そして、翌20日は成田山新勝寺を見物してから名物の鰻を食べて、それから浦安まで移動して関東大学選手権(アミノバイタルカップ=総理大臣杯の関東予選)準決勝を観戦。その後、国立競技場でパリ・サンジェルマン川崎フロンターレの試合を見て帰宅という非常に効率的な移動となりました。

 成田山はもちろん前にも行ったことがありますが、今回は成田駅から「電車道」という道路を歩いてみました。

 昔、成田駅と成田山および佐倉市の宗吾霊廟の間を参拝客用の電車(通称「成宗電車」)が走っていたのですが、その廃線跡です。

 成田駅から新勝寺の方向に向かうと築堤になっていて、その先に2本の古い小さな赤煉瓦のトンネルが現われて、そのカーブの具合とともにそこが廃線跡であることがはっきりと分かります。トンネルは「土木学会選奨土木遺産」に登録されています。

 ちなみに、1944年、つまり第二次世界大戦の末期にこの鉄道は「不要不急」だとして廃線になってしまいました。

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