■7月20日/パリ・サンジェルマン・ジャパンツアー2022 PSG 2-1 川崎フロンターレ(東京・国立)
パリ・サンジェルマン・ジャパンツアー2022の初戦となる川崎フロンターレとの試合が7月20日19:30キックオフで行なわれた。試合は2-1でPSGが勝利を収めた。
PSGスターティングメンバー <GKジャンルイジ・ドンナルンマ DFアクラフ・ハキミ、プレスネル・キンペンベ、セルヒオ・ラモス、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス MFビティーニャ、イドリッサ・ゲイェ FWリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペ>
川崎スターティングメンバー <GKチョン・ソンリョン DF登里享平、ジェジエウ、車屋紳太郎、佐々木旭 MF橘田健人、遠野大弥、チャナティップ FW家長昭博、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョ>
試合は前半、ボールをキープし攻めるPSG、引いて守りカウンターを仕掛ける川崎という構図で進行した。ゆったりとした試合展開で進んだ試合だが、PSGの前線の3人、地上最強の3トップはそれぞれ見せ場を作る。
4分、左サイドでボールを受けて、シザーズフェイントを入れるや否や、すぐにトップスピードに入り川崎DFジェジエウをぶっちぎったのはムバッぺ。
次はメッシ。左のムバッぺ、右に位置するネイマールの少し後ろで自由な動きを見せるメッシは5分、川崎のペナルティーエリア手前でボールをキープ。クルクル回転し、川崎DFにボールを触らせず国立競技場の6万4922人の観客をどよめかせた。
続くはネイマール。9分、川崎ペナルティーエリア内右サイドから強烈なシュート。15分にも、ペナルティーエリア外ながら得意の左斜め45度の角度からコントロールされたミドルシュートを狙った。
引いて守る川崎だったが、守備一辺倒だったわけではない。後ろからでもビルドアップしてボールを前に運ぼうとし、また鋭いカウンターもしかけた。前半、度々、PSGの最終ラインを突破し、GKドンナルンマを脅かしたのは左WGのマルシーニョだった。16分、レアンドロ・ダミアンの巧みなポストプレーからパスがつながり、左サイドを抜け出す。ドンナルンマと1対1になったが、インサイドキックでコースを狙ったシュートはゴール右に外れてしまった。
しかし、この川崎が逃したビッグチャンスを機に試合は動き出す。17分、ムバッぺが斜めのランから一気に抜け出しシュート。川崎GKチョン・ソンリョンのビッグセーブがなければ確実に1点のシーンだった。
逆に19分には家長のハーフボレーがPSGゴールを襲い、22分にもマルシーニョの抜け出しから、もう少しでゴール前に走り込んだ遠野にボールが渡るという惜しいシーンがあった。
27分、またしても一瞬のスピードでビッグチャンスを作ったのはムバッぺ。川崎ゴール前でDFが前にいるにもかかわらず急加速し突破、シュートまで結びつけたのだった。